若隠居さんののエントリのコメント欄で教えていただいた、4/4日比谷集会のテキストを見てみた。
集会テキスト(人権擁護法案)@話の花束
まずはここまで大量のデータをテキストに起こした事に敬意を表します。


個々に良く見ると非常に良い事言ってるのね。
以下抜粋。登壇順
主催者はパス。
城内議員

特定の本当に困っていて中々救済されない非常に差別的な扱いを受けていて、苦しんでいる方々。
確かにいると思うんです。

国会議員が、特に反対論者が支援している国会議員が公の場で、「差別による人権侵害」は未だ存在する、と断言したことはでかい。
件のサイトの「今の世に差別問題なんか無い」ってのは真っ向から否定されるわけやね。
自民党の法務部会で継続審議に持ち込んだ経緯なんかは読み物として非常に面白いかと。
そのへんの功績は充分考慮されて然るべきだと思うけど。
思うんだけど。
この人は「法案の脇の甘さ」を指定してるけど、この人の論調こそが「脇が甘い」んじゃなかろうかね。個別の議論はあえてここではしないけど。
これは全体的に言えることなんだけど、「擁護委員の定員2万人」に言及してる人はどうも脇が甘い傾向がある気がする。主観だけどね。


古川氏
さほど取りあげるものもなし。
ま。主流派の意見だろうね。


平沼氏
論説ぶっ放すつもりが無かったからなのか脇の甘さが目立つね。
拉致議連としての懸念はわからんでもないんだけど、もうちょっと踏み込んでほしかったな。


古川氏

この法案を良0く読んで見るとですね。
その人権侵害を受けた人を救済するあるいは保護する、ということはほとんど書かれていません。

うーん。よく分からん。
人権侵害された人にとって結果的に「以降人権侵害されないようにすること」が救済であり保護じゃないの?
この保護が児童虐待における児童養護施設への強制収容みたいなのを言ってるなら なるほどと思うんだけど。
その辺がわからんから以降さっぱりわからん。

私はむしろこういった法案を作るより、今進んでいる司法改革制度をもっともっと進める。
例えば皆さんADRって言うのをご存知ですか?
裁判外代理制度って言うんですね。
これは弁護士ではなくても例えば司法書士であるとか、そういった方々に簡単に裁判の手続きができるようにしていこう。
そういった改革なんです。

それは結構なんですが、司法制度改革が終わるまで今の人権問題は放置ですか?この法案が所謂ADRをモデルにしてるのもスルーですかそうですか。
とはいえ司法制度改革自体はええことだと思うけどね。

しかし一方ではおじいちゃん・おばあちゃんが年金の足しにということで、小さなアパートを貯金を切り崩して作ってですね。
あるいはマンションを作って、親から残った小さな土地に建てている人はたくさんいますよ。
そういう所に外国人がたくさん、例えばそのマンションに入居した。
ひとつの部屋にたくさん入ってきた。
周りから苦情が出てきた。
しかしその苦情に対して、ある一人がですね。
「何でなんだ?我々はちゃんと家賃を払っている、けしからん」ということでその人権委員会に訴える。
そしたらですね、特別救済始まる可能性だってある。
そうするとそのおじいちゃんおばあちゃんは全く借り手の言いなりになる。
周りの人たちはどんどん退去していく。
そういうことが全く救済は得られない、ということなんですね?

このへんの懸念は同意。
んじゃそれを防止する対案は?と。

例えば最近流行のレディースマンションにオカマが入りたい。

ここに言及したのが一番のミスだな。
性同一性乖離傷害者への人権侵害を助長してます。とか言われちゃうぞ。
言うに事欠いてオカマて。女装趣味の男とか言えばいいのに。
ってその論調だとレディースマンション自体が男に対する人権侵害じゃねーの?

この問題点もしっかり我々は勉強してですね。
ただ反対のための反対ではないんだと。

お願いしますよ、ほんとに。


長谷川氏

実は私、今日は「アジれ!」というふうに言われております。(笑い声)
いろいろただアジろうと思っていたんですけども。

裏側暴露(笑)
あとは人権講義。まぁ参考までに。


西村幸祐氏

自由とは何か?
そしてそれは「人権とは何か?」と言う設問にもつながるわけですが。
言論の自由を享受する社会、そして表現の自由・思想の自由を享受する社会は絶対に守らなければなりません。

なんつーか自由=権利にしちゃいねーか?
その辺が引っかかってあとはわけわかめ。


救う会 佐藤氏

ひとつだけ例を申し上げます。
私は大変親しい友人、在日朝鮮人の友人を持っておりまして。
この人が今から10年ほど前にもうあの世に逝ってしまったんですが。
これは金日成政権の工作員で日本に入って来た人です。
戦前早稲田を卒業された方なんですが。
この人と長い長い付き合いがあって。
二人の間には絶対的な信頼関係。
で、私は彼が日本の警視庁に逮捕されて、警視庁から出てくるときの身元引受人になった人間です。
この二人の間における会話というのは日本の政権の批判であったり、金日成政権の批判であったり。
まぁ、いろいろいろいろあるわけです。
その中で彼が「日本政府けしからん!」と言う話をするから、「それはないよ」と。
あなたのような反日的人間を住まわせて保険も適用して病院も皆面倒見てやってると。(拍手)
昔ならあなたのような人間を「不逞鮮人」と呼んだんだと。(拍手)
言うことを私は本人に面と向かって言ってるわけです。
そう言われると彼は「なるほど言われればとそうだなぁ」という事になるわけです。
だから二人の間で交わされている私が口から発せられた「不逞鮮人」
そんなもの差別用語に決まってるし、人権蹂躙に決まってます!
だけどお互いに人間的な信頼関係が出来た時は、そんな事は絶対問題にならない。
それほど、その人権と差別と言うものは難しいものです。(拍手)

「だけどお互いに人間的な信頼関係が出来た時は、そんな事は絶対問題にならない」とは逆に言えば信頼関係ができないうちは ぶっちぎりで人権侵害発言なわけで。
「信頼関係が築く前にそんな事言っちゃいけません」ってお説教うけるだけだけど。
それは教育であるんだけどね。
なので、

もちろんあからさまな差別と言うのは世の中にあります。
あるんだけども、基本的には差別なんだ人権侵害なんだといって。
あれこれあれこれ糾弾をしていく・調査をしていくというようなことは、大変に難しいことでほとんど不可能に近いというのが、私の実感です。

というところには繋がらないんですが。


乙骨正生氏
出自が怪しすぎるのでパス。


木村氏

私はあの人権の定義において先ほど長谷川先生が仰ったように、憲法の13条が定めておりますように
「国民の生命・自由および幸福の追求に関する権利は公共の福祉に反しない限り、国政の上で最大の尊重を必要とする」
これが人権の最も重要な核であるというふうに思っております。
この法案がそのために何とかならないのか?ということを考えるのがこの集会であろうと思います。
私はこの法案は、これを守ることにつながり得ると考えてる立場にあります。(会場内に一瞬「ん?」という気配が漂う)
なぜでしょうか?

あの場でこれを言い切ったことは賞賛に値する。ブラボー。
そこまで煽られまくって熱くなった観衆に笑いながら冷水のシャワーを浴びせかけるようなことを言えるのはすげぇ。
この弁論で少しでも冷静になった人もいるんじゃなかろうか。

ですから人権と言うものは大変なもの、人権と言うものは大変力を持つわけです。
決して人権を嫌わないでください。(小さな笑い声)
人権と言うのはこいつらをやっつけるためにあるんです。(大きな拍手)
私は基本的に人権擁護法案は良いものが出来て欲しいと思っています。
で、その中心には先ほど言った憲法13条で言った「国民の生命・自由・幸福の追求の権利」が中心に据えられるべきだと思っています。
良い人権法案が出来るように、皆さん。
これを潰すだけでなく変えていく努力をしていただきたいと思っています。

もう一度。ブラボー。


中西氏

抗がん剤だとか手術だとか言う以前にこの日本と言う患者は、本当にがんなのか?と。
もう一度検査し直さなきゃいけないんじゃないか?と。(拍手)
法務省のその診断というのはですね。
これ誤診ではなかろうか?と。(拍手)

現状の調査をしなおすことに依存はないし、この法案より前にその資料が出るべきだと思ってるので全面的に賛成。
かといってそれを理由に反対するかっつーとそうでもなし。
以降の「政治不信を叫ぶなら選挙行けよ」って弁論はいいね。良いこと言うね。
これでちっとは国民の政治参加が促進されればいいんだが。


近藤氏
八女市の男女共同参画の条例をベースにしてるので内容がわからんうちはコメント保留。
つーか同性愛者の人権を擁護して何か問題あるのか?


決議文

私達日本国民は、連合国機構(国連)や非政府政治集団を権威化し、それらによる「勧告」を根拠として、主権を侵害し、自由な言論を封殺して政治場裡から市井の日常生活に至るまでを統制しようとする政治手法、即ち「国連ファシズム」を許しません。

国連ファシズム(ワラ
つーかこの決議文が論破されちゃったら反対する理由が無くなるってこと?


良いこと言ってるの2人だけでした(・∀・)マジデスカ!
まぁこれだけ主流派に近い集会で2人いたのを良しとせにゃね。