切込隊長のとこにあったエントリ
ニート(無業者)に関する考察
ニート(無業者)に関して
を見ていろいろ考えてみる。


俺の身近なとこにもニートがいる。
兄貴だ。
去年の年末ぐらいに女房に手を上げて、子供つれて嫁が逃げてからシームレスにヒキ化。
両親が強引に実家に引っ張り出して1年。
もう立派なニートだ。働け。
基本的にどんな理由があろうとも女に手を上げるような男は、男として認めないってのがあるから男としての兄貴は別にどうでもいい。
昔から兄貴とは決定的に仲が悪く、殴り合いになった回数も覚えてない。
その頃からなんつーか一生分かり合えないってのは痛感してるんで、ぶっちゃけ奴がどうなろうと知ったこっちゃ無いし、どうなっても何も感じない。
つか正直あまり顔も合わせたくない。
ただ、実家でニートされると実家に帰るといるわけで。
ああ面倒くせぇ。
しばらく実家に帰るのやめとくか。と思ってた。
こないだ、東京出張があったときに何となく実家に帰ってみた。
両親と久しぶりにいろんな話できておもろかったが、兄貴とはロクに話もしなかった。
話をしたとこで面倒くせぇだけだし何も身になるものはねぇのもわかってるし、リスペクトすべきとこもねぇし。
さて。いよいよ旭川に帰るぞって日は両親とも仕事に出てて、家には兄貴しか家にいなかったから駅までの足に使うことにした。
時間帯が微妙だったんでついでにラーメンでも食いに行くかって出たときに初めて奴と話してみた。
´_ゝ`) なんつーか相変わらずだった。
基本的に奴はプライドが高い。異常に高い。
ただプライドに裏付けされた何かがさっぱり見えてこない。
何つーか「私は今でこそこんな身分だけど時代が時代ならお姫さまなのよ」とか言ってる香ばしい奴と非常にかぶるとこがある。現実を見ろと。
何で働かないのよ?と聞くと理由は色々出てくる。
「この仕事はやりたくない」「今更こんな仕事はできない」「実は昔の知人から一緒に店やらないかって言われてる」「職を求められる知人がいない」
意味がわからない。心底意味がわからない。
俺は仕事なんてただの手段だと思ってる。
生きるため、何かを得るため、何かに備えるため。
それらの目的を達成するための手段が仕事であって、断じて目的なんかじゃない。
だから仕事なんつーのは何をしてもいいと思ってるし、ただ、ちょっぴり楽したいからとか別の楽しさがあるとかってことから今の仕事選んでるだけなわけで。
何というか兄貴を見てるにニート(の一部だと思うけど)が働かない、働けない理由ってのはそのプライドの高さにあるような気がしなくもない。
プライドが高い故に、理想と激しく乖離した立場に身を置く事が耐えられない、理想と違うところに自らを投げ込むことが出来ない。
たとえそこに足を踏み入れたとしても、その立場にいることがストレスとなってドロップアウトしてしまう。
心底理解できねぇ。
あえて言おう。根拠の無いプライドなんてクソだ。
根拠の無い自信は(たとえ蛮勇であったとしても)行動を起こす強力なトリガーたりえるが、根拠の無いプライドは動機を減衰させる役にしか立たない。
つーかプライドは自分が努力して歩いてきた道の結果としてできるもので、それゆえに強力な根拠となりえる。根拠の無いプライドはプライドですらない。ただの妄想だ。
そんなもんは今すぐ便所にでも流しちまえ。
好きなことをするためには金が必要だ。
何もしないためにも金が必要だ。
残念ながらこれは現実だ。
偉そうな御託を抜かすのは自分ひとり生活していけるだけの金を稼いでからにしろ。
その御託を抜かしてる間にも両親の脛は細くなってくんだよボケ。
この1秒1秒の間にも着々と年齢は重なってく。
そうなると更に職探しが難しくなってく。
そうなってから焦ってももう取り返しが付かないんだよ。
人生を考えて悩みこむなんてのはじじぃになって時間が余って余ってしょうがなくなってからにしろ。
そんなことをやってる時間はお前には無い。
ごちゃごちゃ言うのは働いてからにしろ。
俺より給料もらって生活が順風満帆になったら御託だろうが文句だろうが聞いてやるからとっとと行けボケ。
と。思った仕事中。
さて、仕事だ。