変な批判が多すぎてげんなりする。
「社会のメカニズム」に違和感を感じないのに「産む機械」に反応しちゃうってのは過敏に過ぎると思うのだけど。
(参考:finalventの日記 – 毎日社説 柳沢発言 首相がもっと叱らないと)


内容については結局ある程度のボリュームでの発言を確認しないと文脈が理解できんので何とも批評のしようが無い。まぁ脇の甘さは否めないわけだけれど。
というか結構いろんなとこ探してみたのだけど、この講演の全文書き起こしだの音源だの映像だのってのを未だに発見できないってのはどういう事だろう。
新聞あたりだと

柳沢伯夫厚生労働相は27日、松江市で開かれた自民党県議の集会で講演した。講演は年金・福祉・医療問題に関するもので、出席者によると、柳沢厚労相は少子化対策に言及する中で「15から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」などと述べたという。少子化対策にかかわる閣僚による、女性を「出産する機械」とも例える発言だけに、今後批判を強く受けそうだ。
柳沢厚労相:女性を「出産する機械」とも例える発言”今日の話題:MSN毎日インタラクティブ

このぐらいのボリュームでしか出てないし、youtubeとかch桜とかpodcastとかの映像ソースでも似たようなもんで。
右も左も擁護派も反対派も何を元にやいのやいのやってるんだろ
議員板とか政経板なんか見ても誰も一次ソースを当たってないように見えるのがなんだかなと。
まぁ余計なお世話ですが。


柳沢発言は置いておいて少子化対策っつーか「子供が減ってる」という現実に対して「子供を増やす」事が必要なんであれば、男が子供を産む事ができない(*1)以上は女が今以上に子供を産むしか無いっつーのはあまりにも分かりやすい事だと思うわけですが違うんですかね。
その上で出産できる女性の絶対数ってのはある程度決まってる以上は一人あたりの出産数を増やさないと総数としての新生児数は増えないっつーのも自明じゃないんかと。
(参考:合計特殊出生率 – Wikipedia)


*1 なんか男が子供を産むことができるようにする研究も進んでるようですが


つーか議論の流れを見てて感じるのは「経済的に子供を産む事ができない」って話があまりに頻出してるのにすげぇ違和感を感じる訳だが。そりゃ中には苦しい家庭もあるだろうけどそこまで多いか?
厚生労働省:平成17年 国民生活基礎調査の概況を見ると最低の29歳以下の所得平均でも300万。30代になると560万も所得があるのに「子供を産む事ができない」なんてのはどうなのかと思う。(300万だとさすがに苦しいだろうけど)
結局のところ経済的に苦しいってのは「今の生活レベルを落とさなければならない事が苦しい」って事なんじゃねーの?って考えるのは穿ち過ぎなんだろか。
正直「貧乏人は麦を食え」と思う。
はっきり言って今の日本全体が所得に見合わない生活をしてる様な気がするのは俺だけなんかな。そりゃ自分の給料から何買おうが俺が口挟むような問題じゃないのは十分承知の上で言うなら年収300万の人間が何十万もするようなブランドのバッグやら服なんか買って「生活が苦しい」ってそりゃ贅沢してるからでしょとしか言い様がないよと。嗜好品に金かけてる時点で苦しいとか言っちゃいけないと思うんだがそこんとこどうよと。
好きな物に金かけた結果苦しくなっても表に出さないだけの矜持もなく、生活を考えて購入を見送る堅実さも無い人間なんてのはカッコ悪いと思うんだがなぁ。
もちろんそうで無い人がいて、本当に経済的な理由で子供を作れない事もあるんだろうとは思うけど、今の世論ほど多いとは周りを見る限り到底思えないわけで。
という脱線。


そういえば小泉前総理が

小泉純一郎前首相は中川氏に電話し「民主党が追及しているのは、小沢一郎代表の多額の事務所費や角田義一前参院副議長の朝鮮総連系団体からの献金の問題を隠したいからだ。審議拒否に決して屈してはいけない」と伝えた。
中国新聞ニュース

相変わらずでした(ワラ
まぁそうなんだろうな>民主


◇差別で人権侵害”・歌手・アグネス・チャンさん
 柳沢さんの発言には、怒りより残念な気持ちでいっぱいです。この発言は差別で、人権侵害です。日本で男女平等教育や人権教育が足りない、と世界に示しているのと同じです。
 発言は海外のメディアでも大きく報じられています。残念です。日本のすべての男性がこんなふうに思っているわけじゃないのに。私もプライドを持ってこの国で暮らしているのに。
 今回の発言は、セクハラやDV(配偶者間の暴力)、女性に対する性的搾取や児童ポルノなどの問題とも全部つながっています。つまり「女性はモノ」という考え方です。女性が人としてではなく、モノとして扱われている社会で、どうして安心して子どもを産めるでしょう。
 女性が子どもを産まないのは、出産することで今持つ権利を失うかもしれない、孤立するかもしれない、幸せになれないかもしれない、と不安を感じているから。少子化の一因は女性差別ではありませんか。
 子どもは授かりものです。国に「産め」と言われて産むものではない。出産は創造的なアプローチです。決して義務なんかではない。「一人頭」なんて経済的な表現で出産を語らないで。子どもを産み、育てる行為は本当にすごいこと。何もないところに一つの命が生まれる。一つ一つ体験を積み重ね、大人になっていくんです。
 命の重さを大切にし、一人一人の女性が認められる社会を築くことこそが、一番の少子化対策だと思います。
 私は、日本の社会は眠ってはいないと思う。だからこそ、怒りが沸き起こった。心配なのは、この問題が柳沢さん一人の失言問題で終わってしまうこと。何も変わらないというのが一番良くない。「腹の中で思っていても、言わなきゃいいんだ」という教訓を残すだけでは悲しい。
 今回の騒動をきちんと政策につなげてください。そうすることで初めて、柳沢さんの失言とそれに対する人々の怒りに意味が生まれるのだから。
特集ワイド:MSN毎日インタラクティブ

ただの馬鹿>アグネスチャン
大バカ>取材した毎日新聞
タレントに政策の話聞きにいってどうする。


つかそろそろ誰か書き起こしを発掘してくれるといいな。
今の流れは不毛に過ぎる。

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