安倍晋三首相が今国会の最重要法案と位置づける教育基本法改正案が15日夕、衆院教育基本法特別委員会(森山真弓委員長)で自民、公明両党の与党単独で採決、可決された。16日の衆院本会議で可決、参院に送付される。野党は採決に反発し欠席した。
 改正案は昭和22年の教育基本法施行以来、約60年ぶりに全面改定した内容。ただ、民主党などは参院に改正案審議のための特別委を設置することに反対するなど、抵抗を続けると予想される。
 衆院特別委はこの日午前に中央公聴会、午後に締めくくり総括質疑を行ったが、民主、共産、社民、国民新党の野党4党は「採決前提の質疑には応じられない」と総括質疑への出席を拒否。
 与党側は委員会を一時休憩して野党議員の出席を求めたが、野党側が応じなかったため「通算で100時間を超える審議を行っており、一定の結論を得るのは国会の責務だ」(公明党の斉藤鉄夫政調会長)と判断し、採決に踏み切った。
(11/15 17:35)
Sankei Web > 政治 > 教育基本法改正案、与党単独で可決 衆院特別委(11/15 17:35)

結局 野党が欠席したまま教育基本法特別委員会で採決、可決されました。
野党のダメさは再度述べるまでもなくですが、単独採決を行うと必ず出てくる「数の暴力」って言葉に極めて大きな違和感を覚えます。


結局のところ「数の暴力」というのは、少数派による「自分達の意見を採り入れろ」という主張に他ならない。
もちろん少数意見を採り入れることが必要になる場合もあるでしょう。
しかし、その場合においても採り入れるかの裁量権を握るのは多数派である事は揺らぐことのない事実であり大原則です。多数派にのみにその権限が与えられています。
そもそも「数の暴力」などと言う言葉自体が民主主義を否定する言葉だとなぜ気づかないんでしょう。

[教基法改正案採決]
 教育の憲法ともいえる教育基本法の改正案が、衆院教育基本法特別委員会で野党が欠席する中、自民、公明両党の賛成多数で採決された。
 与党は十六日の衆院本会議でも可決し参院へ送付する構えだ。が、教育の根幹をなす法律が与党単独で採決されていいものだろうか
沖縄タイムス社説 2006.11.16「与党単独は数の暴力だ」

この社説では「数の暴力」という言葉を使って必死に与党を悪者に仕立て上げようとする様が見て取れますが、与党単独で採決するという結果は野党が欠席した事が全ての原因であることは忘れてはいけません。

 採決では、委員長席のマイクの奪い合いや怒号など“強行採決”に付き物の混乱は全くなかった。野党にしてみれば、行動を起こさず採決を許す結果に。民主党理事の中井洽(ひろし)議員(64)は、委員会に出席しなかった理由を「委員会は不正常。委員会室に入れば不正常な委員会を(正常と)認めることになる」「テーマが教育だけに(影響を考えて)物理的な抵抗はしなかった」と釈明した。
教育基本法改正案を与党単独採決 – 社会ニュース : nikkansports.com

国会議員にとって国会とは職場であり、国会および下部委員会に出席することは国会議員の職務であることをこの方はわかっているのでしょうか。
民主党はじめ野党が今回行ったことは職務放棄です。
ちなみに通常の社会では職務放棄を行った場合見合った懲罰が科せられます。
自称正常な民主党のみなさんは自身にどんな懲罰をかけるんでしょうか。


この改正で影響を受けるということで必死なのが教組。

 日本教職員組合(日教組)は15日、与党の教育基本法改正案の単独採決に抗議し、審議のやり直しを求める声明を出した。東京都内で記者会見した森越康夫委員長は「非常に残念。いじめ自殺など直面する緊急の課題に何ら答えていない」と与党を批判。衆院本会議での採決回避を、議長に申し入れるという。
 全日本教職員組合(全教)も15日、基本法改正は憲法改正につながるとして、単独採決に抗議する談話を発表した。
asahi.com:日教組と全教、教育基本法改正案の裁決に抗議 – 政治

はっきりいって日教組の談話などは「日教組はいじめ自殺などに対応できないボンクラです」と声高に主張しているに過ぎず歯牙にかける必要すらありません。無能は黙って去ってください
全教に至ってはただの電波な談話でしょう。


造反議員の復党問題のところでも書いたんですが、今の永田町は選挙の為の政治をしているようなところが見え隠れしているのが極めて嫌な感じです。
政治とは政治家の身分を保つためのものではなく国民のためのものです。
政治の本分を忘れないでいただきたいんですが、こんな事もなかなか難しいのが今の日本の政治なんですね。


追記

 安倍政権が最重要法案と位置づける教育基本法の改正案が、16日、このあとの衆議院本会議で、与党単独で可決される見通しです。
 60年ぶりの重要な法案改正に、十分な審議は尽くされていないとして、野党4党は全ての審議を拒否、国会は与野党の全面対決となっています。
 「やらせタウンミーティングの上に築かれた欠陥基本法だと、私たちは申し上げたいと思っております。単独採決の絵姿は、まさに自作自演、一人芝居だと」(民主党・高木義明国対委員長)
教育基本法改正案、きょう衆院通過へ

Yahoo!みんなの政治 – 高木 義明 – 基本情報
こんなのが野党第一党の国対委員長 _| ̄|○ il|!i

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