長いので続き以下に。
鳩山由紀夫の外交オンチ、外交無策ぶり、お花畑ぶりがよくわかります。

参加者:
民主党幹事長 鳩山由紀夫
政治評論家 石見隆夫
政治評論家 竹村健一

(女性アナウンサー):ここからは民主党幹事長の鳩山由紀夫さんに伺ってまいります。
おはようございます。

(黒岩):おはようございます。

(鳩山):おはようございます。

(女性アナウンサー):よろしくお願いします。

(鳩山):こちらこそ。

(女性アナウンサー):石見さんには引き続きよろしくお願いします。

(岩本):はい、お願いします。

(黒岩):さぁ、まずは代表質問直前のこの突然の安倍総理の辞意表明だったんですけどね。

(黒岩):率直にどう受け止めましたか?

(鳩山):いやぁ、本当にびっくりしましたね。まぁ、私共はね、参議院選挙の結果の民意ってものがね「安倍総理、あなたはお辞めなさい」という民意だったことは間違いないわけですから、
そのときにお辞めになっていればね、ここまで政治的な空白は無かったと思うんですが。

(黒岩):ええ、ええ

(鳩山):もうこれで2ヶ月になりますよね。2ヶ月国会が開かれないという状況は、やっぱりこれは総理の責任は大きいと思います。
で、私は、一番残念なのはですね、まぁ、総理は多分体調などで、お辞めになったとすれば、早くお治りになっていただきたいと思うばかりでありますけど、やっぱり国民の皆さんに向けてね、お辞めになるときに「大変これで迷惑かけました」とお詫びの一言が欲しかったですね。
それが未だに無いということはね、これは寂しい事ですし、それはやっぱり我々とすればこれからのですね、政治空白をできるだけ、これは無くしていく為に、これは与党の責任ではありますけどね、「大いに、早く議論しようじゃないか」と「待ってますよ」と、今我々とすればその体制準備を固めているというところであります。

(黒岩):この事態を受けて小沢代表が「政局にはまらずに、今までどおり粛々と進めればいい」と、党内を諌めたということですが、諌めるということはやっぱ党内がこう何か浮かれたって感じはあったんでしょうか?

(鳩山):浮かれたというよりもですね「一体どうなるんだ」と、えー、我々としても、例えばですよ役員会でも色々な会議を急遽開いて、そして向こうが総裁選になると、我々はどういった体制を敷くべきかと、考えようじゃないかという発想もあったんですけど、「いや、もうそれはいらない」と。
「今まで規定通りの会議をそのまま粛々と行えばいいんだ」と、いうことでですね、「何も新しいことは必要ない」と「我々は今大事なことは国民の民意に答えることであるから、その為にはやはり民意を受けた政策を一つ一つ仕上げていく事じゃないか」ということにね、徹しようということになったんです。

(黒岩):なるほど、で、あのー面白いですね。「安倍さん辞めろ辞めろー」って言ってて、それで、辞めちゃったら、渡邊コウゾウ最高顧問が面白いこと言ってましたね。「いやー、安倍君のが良かったんだよな」って言って

(鳩山):ははっ(笑)本音かもしれませんね。

(黒岩):本音ですね、これね。
どういう事ですか、これは?

(鳩山):いや、それは戦いやすいって事でしょ。それに違いがわかりやすいですからね。
小泉-安部路線に対しては民主党の違いってものがはっきり出て、それが選挙に表れたわけですから、それをそのお辞めにならないで継続されれば、それは我々とすれば戦いやすいという発想はあった事は間違いない。
ただ、それだけにね、総理が変わると、あるいは総裁が変わると、「大変じゃないか」みたいなね党内の空気が出てくることを、小沢代表は諌めたと、いうことです。

(黒岩):なるほどね。その民意を受けてないんだと言って、で、その安倍総理が辞めた、そしたらその今選挙をやっていると、リセットされちゃった感じ。
そうすると、民主党の、その対自民党に向かっていく、政権交代を目指していく戦略も変わっていくということですか?

(鳩山):戦略を変えてはならないということがね、小沢戦略なんですよ。

(黒岩):ほー。

(鳩山):そりゃ「国民の皆さんの想いというものを大事にするという事である以上ですね、相手が誰であろうと我々が微動だにしちゃいかんよ」と、いう事なんですから戦略が変わるわけではありません。
そりゃ、解散を今年中に求めていくという事も含めてね、変わらないでこちらとしてはは攻めて行く。

(黒岩):石見さんいかがですか?

(岩本):んー。鳩山さんの仰るとおりだと思いますね。
ですからやっぱ安倍さんは、あのー、所信表明の前にね辞めるべきだったと思うんですよね。
それと、記者会見でやっぱり本当のことを言うべきでね、みんな病気だということを仰らないと格好つかないですからね。
それで混乱が起きて、国際的にも色々誤解を生んだわけですからね。

(黒岩):これどうでしょうね。基本的な流れとしてね、参議院選挙で民主党が大変な勢いになりましたよね、自民党負けましたよね、それで、その勢いがどこまで続くのかということですよね。
そんなときに、要するにまぁ、民主党の勢いに押されて安倍さんが降りた、でリセットされたわけですか?

(岩本):えぇまぁ水が入ったという感じはしますね。
だから今正直に仰ったんだけど「安倍さんなら戦いやすい」と。
つまり「安倍辞めろ辞めろ」と言いながら本音は辞めて欲しくなかったというような話でしょ。民主党はね、

(黒岩):そうなると民主党にとってちょっと不利な状況になったと

(鳩山):んー。

(岩本):そういう感じはします。

(黒岩):そこらへんいかがですか?

(鳩山):そりゃ、新たなね、政権がでるとなれば自民党とすればね、そこは反転攻勢のチャンスとするわけでしょ?
そりゃそうですよ。ただ我々としてだからといって戦い方を変えるなんて事はしないと。相手が誰であろうと。

(竹村):誰がね、与党の総理になろうと、ぼくがお願いしたいことがね1、2あるんですよ。
ひとつはね、今まで本当に野党が、民主党なんかが調べたいという事を国政調査権というのが、なんか案外使えなかったらしいね?

(鳩山):そうですね、今まではね。

(竹村):それをですね、使って本当に、あの、特に特別会計というとこにいっぱい色々あるらしい。
あのー、農家を1兆円ぐらい補助するなんていうのもね、そんなものどこに財源があるんだと、まぁ、あの、正規の予算から見たらホンマどこに財源あるんだと思うんだけど、
その国政調査権を使って、今まで60年間自民党の中で、その膿やなんや貯まっとる。それを抉り出すことをやってくれたらね、ぼくは意味があると思うんだけどね。
で、もうひとつ。
もうこうやって参議院だけれども、ナンバーワンの政党になった今は、これからはね、もうやっぱり反対ばっかりでなくて、民主党ならこういう事をやるんですよという法案を出して、それを一つでも二つでもね通してもらいたいし、それを受けるような度量の広さを自民党は持つべきやと思うんだよね。
この二つね、国政調査権をホンマにやって、活用することと、それから、国民が「おおー、ええ政策やってくれたなー」っていうのを通してくださいよ。

(鳩山):その二つはお約束しますよ(少し語気荒く)
で、今までもですね。これは竹村先生のお言葉ですが、我々反対のための反対をするような政党に堕落しちゃだめだよ、という事は申し上げておりましたし、少なくともわが党の考え方を示そうではないかと。
これはテロ特に関してもそうです。すべてそういう事にしていきます。
もうひとつの国政調査権の話はですね、これは今となってはの話なんですが、私の後は長妻君が議論するはずでありましてね、代表質問、七十いくつ質問を用意しておったんですよ。

(黒岩):ほー。

(鳩山):まぁあまりにも多すぎる。国政調査権を使ってこういうことも聞きたい、こういう事も聞きたいって発想をですね、長妻議員がしようとしたわけです。
で、たぶんこれはひとつひとつ とても答えられないなという思いが安倍総理にはおありになったと思いますけれども。
しかし、これは総理が全部調べるわけではありませんで、必要なことは当然役所がきちっと答えを出してくる話でありますから、できない話じゃありませんので。
国政調査権、特に国民の皆さん年金問題がね、やっぱり大変、お年を取られたときに心配ですから、その年金問題に対してまだ闇で見えないとこが沢山あるわけです。
そのへんも抉り出していくための国政調査権、テロ特のための国政調査権、必要なとこでしっかりと使っていきたいと思います。

(黒岩):長妻さんが先週末仰ってましたけどね。国政調査権、これはすごい、もう万能の力かと思ったら実はそうでもなくて、役人が隠そうと思ったら隠せるもんなんですよね。

(鳩山):それは、どこを隠しているかってものが必ずしも見えていませんからね。
ただし、今まではですね、国政調査権すら野党の悲哀の中で十分活用できなかったところができる様になるわけですから、そこは、本気で、ですよ、いやまだ隠してる事があるんじゃないかという部分を国民のみなさんと一緒に攻めていけば、もっとこれは与党というか政府を窮地に追い込むことができる。
と、そう思いますね。

(黒岩):石見さん、国政調査権、あの、ずいぶん変わっていきますかね?

(岩本):そうですね、あの、使いやすくなった事もある、限界もあるんでしょうけどね。
私は、その、民主党は解散しろというのがね、ちょっとその性急すぎると思うんですよ。
参議院選挙で勝ったんだからね、一仕事してからね、その解散を要求すべきでね。
まだこれから仕事をするっちゅう時に解散しろ解散しろって言うのはね。
そう思いませんか?ちょっとぼくはせっかち過ぎると思うな。

(鳩山):ええ、あの、明日にでも解散しろということではね、まぁ内閣が新しくできるわけですから申すつもりはないですけれども。
ただ、この民意がですね、参議院選挙の後の民意というのが、やっぱり、解散をして信を問いなさいという民意なんですよ。
で、それはできるだけ早いうちに行使(?聞き取れない)しなければいけない。

(黒岩):た、ただどうなんですか?
民意っていうのはね「安倍政権No」と言った、で安倍さん辞めたんだったらば、民意を受けたことになりませんか?
鳩山さんの大義名分なくなりませんか?

(鳩山):仰るとおり。その部分はね。
ですが私どもは

(黒岩):(遮って)で、何をもって解散を求めるんですか

(鳩山):自民党政権そのものが基本的に、こう長期ですよ、長期衰退現象に歯止めがかかんない、こう一時小泉さんのときに大きな、この彼自身のね(強調しながら)個性によって「自民党ぶっ壊す」と言ったんですから、
そのことによって自民党の支持率は高くなりましたけども、自民党の底を作っている、基盤を作っている部分というのは変わっていないですから、そこのところが、国民の皆さんにやっぱり厳しく糾弾を受けたということでありますから、出来るだけ早い時期に私は解散総選挙をするべきだと。
すなわちですね、この、安倍さんも解散総選挙を、というか総選挙を経ていない内閣なわけです。
で、今度できる方もどなたであれ、国民の皆さんの民意を受けてはいないんです。
ですから早いうちにやっぱり民意をうけて、そして、本来ならば信を問うて、で、堂々と第二次なんとか政権を作ろうと思えば作ればいい。
で、我々はそこに新しい小沢政権を作るぞという戦いになる。

(岩本):その考え方はわからないでもありませんが、民意というのは参議院選挙で一回出ているわけですね。
直近の民意がすでに出ているわけですから。
民主党はやはりここで、あの、仕事をするべきだと思いますね。

(鳩山):いやそれは仕事はしますよ。

(岩本):それと今から(聞き取れない)ですが。
その、総選挙をやれというのはですね、民主党のその政権取りなんですね。
政権を

(鳩山):(遮って)いや、そうしないと日本良くならないってよく我々も(聞き取れない)

(岩本):それは良くわかるんですが、

(竹村):いや、せやけどテストとして、ちょっとええ法案出してもらいたい

(鳩山):(かぶせるように)そりゃやりますよ。ですから(語気荒く)
もうすぐに、すでに、年金の、保険料流用禁止法案というものは既に、今空白期間ではありますけど我々は提出いたしましたし、政治とお金の話もやります。
また、たぶんイラクの自衛隊に対して撤退法案ていうのも出す事になると思いますし、障害者自立支援法に対しても改善案を出していきます。
まぁ、いくつか必ずやって、それを参議院で仕上げるという事を

(黒岩):解散総選挙に関してさっきね、福田さんが仰っていましたけどね、なんか、その、福田さんが総理になった場合の話ですけどね。
その、予算をまず通してくれと、予算通した後にまぁ話し合いで、民主党と相談の上で解散みたいな。
こんな事どうだろうと。まず予算と

(鳩山):ええ。さっき仰ってましたね。
ただ、国民の皆さん方のね生活に響くからと、いう話も一理あると思います。
ただ、政治空白を作ったのはどなただと。国民の生活に影響を与えているのはどの政党なんだと思い返していただかにゃならんと思いますが、当然私たちは民意というものにそむく形で行動するつもりは一切ありませんから。
まだ、これはこの、しばらく、新しい政権を続けなさいという話であれば、そこに民意に背いても問責だなんだというようなことを無理繰りやって、解散に追い込もうというつもりはありません。

(岩本):いやいや、この際一気に政権をというね、そういう民主党の考え方はね。
ちょっと私はねぇ、あの下手すると怪我をすると思うんですよ。
せっかく、ですから今政権政党の基礎を固めるチャンスが与えられたんですから、ここで基礎を固めるときなのにね解散やれと。

(鳩山):いや、基礎は十分固めていっていますから。

(黒岩):この後本当にね、民主党に本当に政権担当能力があるかどうかいろんな事で問われてくる。みんな見つめてると思うんですけど。
まぁ、それと関連するかどうかは、まぁ見方違うと思うんですが、この国会最大の焦点になりましたテロ対策特別措置法延長という問題があります。
これはやっぱり断固反対という事ですか?

(鳩山):断固反対という言い方をするとね何か反対のための反対だという風に聞こえるんです。
私どもそうじゃないんです。
あの対テロ戦争は成功していますか?と、その冷静な分析がなされていないんです。
で、テロがですね撲滅させなきゃならないというための戦争で、じゃ、テロが減ってるかといえば、年間2割3割じゃないですよ、6倍7倍でテロが増えてきているというのが今のアフガニスタンの現状なんです。
ということは今の戦い方は、これはアメリカだけではなくて国際的にも見直さなけりゃならないんじゃないですかと、出口戦略というものが全然見えないという意味においてはイラクと似たような状況にアフガニスタンもなっているんじゃないですかと。
にも関わらず、ただ「アメリカのやっていることだから」、あるいは「国際的にも感謝されているから」「じゃぁやりましょうよ」という、ただそんな発想で我々が継続するのはおかしいんじゃないかと。
ここで立ち止まって出口戦略を考えながら本当にアフガニスタンに喜ばれるそのような形で戦争ではない、むしろ非軍事的な役割を日本が果たすべきじゃないでしょうか。

(黒岩):本当にアフガニスタンのためになるという、テロを減らすことに役に立っているというこが分かれば続けても良いという事ですか?

(鳩山):それはそうですよ。それはテロが無くなればですよ。ただ

(黒岩):(遮って)そこは小沢さんとは違いますよね

(鳩山):小沢さんは国連安保理決議というものが無いということを

(黒岩):(遮って)それが無いと絶対だめだということですよね

(鳩山):それが一番根底にあります。わが党の、それが、ですからそれが無い中でのアメリカ中心の戦争だからこそこんな状態になってしまったじゃないかと。
しかも、あの、このブッシュがですよ、最初の頃、ISAFという安保理決議の元での行動を制限したんですよ。
で、カブールしかISAFの行動が出来なくて、5年ぐらいですね、その、本来必要なISAFの行動が制限された結果、こう軍閥が割拠してタリバンがどんどん出てしまったと。
こういう失敗というものをどのように見つめるかという事を考えたときに、やっぱりあの小沢さんは、このアメリカの対テロ戦争というものは我々は協力すべきでないという結論を出したわけです。

(黒岩):これは非常に重要なポイントだと思うんですけどね。
要するに、自民党側は民主党の考えをちゃんと聞いてそれを織り込んだ形で新法を作ってやっていきたいなという姿勢を見せている。話し合っていきたいと言っている。
だから、例えば本当にどれだけ効果があるのか無いのかも含めてもっと情報を公開してみたりだとか、いろんな民主党の考え方を聞いてやろうとしてる。
その話し合いに乗るのかどうか。
でも、小沢さんの言っているのは原理原則ですから、「国連安保理の決議が無いもんだから、そんなもん話にならないんだ」と言ったらば話し合いすら始まらないですね。
このあたりはどうなんですか?

(鳩山):話し合いというのは、それは「話し合い」という言葉がですね非常に曖昧なんですけれども。
水面下でね、コソコソと自民党と民主党の間で何か折り合いをつけるみたいな発想はこれはやるべきでは無いんです。
だから国民の皆さんの注視の中で委員会でしっかり議論をするのが、それが政党の話し合いなんですよ。
そういう話し合いは我々は大いにやろうじゃないかと。
で、その話し合いの中で結論というものが見出されていけば、われわれはこの給油活動みたいな発想で、即ち対テロ戦争を応援するような形での継続はありえないけれど、別の形で本当にアフガニスタンを平和に導くような、戦争ではない形の導き方であればそれを協力しようじゃないか、という発想はありますよ。

(黒岩):これね、民主党の中どうなってるのか改めて確認したいんだけど、選挙終わった後にですよ、管代表代行がここにお見えになってですね聞いたときに情報公開ちゃんとやって欲しいと、それとその国会の事前承認ちゃんとやって欲しいと。
これがあれば我々だってテロ特措法根本に反対している訳じゃないんだからっていう事を仰ったんで、「あぁこの問題そんなに大きな問題にならないで行くのかな」と思ったら、その後小沢さんが「原理原則、国連安保理決議無いものは絶対ダメだ」となって民主党はガッっと一枚になりましたね。
今鳩山さんが仰っていることはその原理原則じゃなくても話し合いましょうという事ですか?

(鳩山):そうじゃありません。原理原則はそりゃ大事ですから。
私は対テロ戦争に協力するような形の、いわゆるアメリカ中心の発想に日本が協力するということは、これは国連安保理決議が無いから無理ですよと。
そうではない、しかし本当にアフガニスタンを平和に導くような、そんな戦略があれば

(黒岩):(遮って)給油活動、給油活動に絞ってみたらこれはどういった

(鳩山):給油活動は対テロ、テロ戦争に対する、先ほど麻生さんも仰ってましたでしょ、軍事活動なんです。
軍事行動はやめましょうと。

(黒岩):これ石見さんどうですか?

(岩本):いやー、あのテロとの戦いは賛成なんでしょ?

(鳩山):テロとの戦いは賛成ですよ。
テロが今増えてるんですよ?

(岩本):いや、戦争をやる以上は勝たねば意味ないんで、鳩山さんが言われたような戦争のやり方を見直そうってのは賛成ですよ。
しかし、これは給油を続けながら見直すって発想は出ませんか?
出てこないですか?

(鳩山):給油は…給油した船が一体なにをやっているかってのを

(岩本):(遮って)なぜそういう事を言うかというと、これは一種の国際世論なんですよね。
これ、続けて欲しいという。

(鳩山):だから石見さん、この日米同盟とか国際世論とかいう言葉自体が、私は、あの、必ずしもですよ、だから金科玉条のようにするようにすることもおかしいと思っていて、こう、例えば国際的に間違っている行動ではないかということも、日本としてせっかくイスラム世界の方々と親しく付き合っている我々のほうから、むしろ新しい戦略というものを出すぐらいのね、気構えを持つべきだと思う。

(黒岩):新しい戦略を出すのはいいんだけど給油活動そのものは国連安保理決議に則っていないから間違ってると、こう小沢さんの言い方ですけど、それは鳩山さんもそう思ってる

(鳩山):間違ってますよ

(黒岩):給油活動はやめて、自衛隊も戻ってくる

(鳩山):そうです、そういう形しか無いでしょうね

(鳩山):それで国際的に孤立するという事は無い?

(黒岩):ありえませんよ、そんなことは

(岩本):しかし一方で実態が良く分からないわけでしょ、民主党もね。
分からない事が沢山あるわけですよ。
インド洋の戦いについてもね。

(鳩山):そうです、そこは国政調査権を使うしかないです。

(岩本):分からない事が沢山あるにも関わらず、まず反対というところがねちょっと飛躍があるような気がする。

(鳩山):(遮って)いや、ですから根本的なアメリカの対テロ戦争で、テロが無くなってればいいですよ。
私はむしろですよ、そこだったら小沢代表を説得するぐらいの思いを持たないといかんと思います。
ただ、まさに小沢さんの仰ってる方向でテロがどんどん増えているという事は、戦争自体が間違っているじゃないんですかというとこが

(岩本):いやー。間違ってるかどうかわからないよ

(鳩山):いや間違ってますよ

テロが増えていると再三強調する割には具体策は皆無、それでいながら国際協調の下で行われている不朽の自由作戦からの撤退を声高に叫んでいる。
wikipediaを見るまでもなくこの作戦はNATOをはじめ実に多くの国が参加し、国際世論の中進められているわけで、さらに言えば当事国であるアフガニスタンがこの作戦に参加していることも踏まえなければならない。 参考:対テロ戦争 – Wikipedia
ここからの離脱は世界的に進められている対国際テロ組織との戦いからの一方的な離脱と捕らえられるばかりでなく、イランやシリア、北朝鮮などのテロ支援国家に序されてしまう危険性すら孕む。
はっきり言って、現在の日本がおかれている国際的な立場からすればこの作戦からの撤退は常識以前の問題としてあり得ない。
これをネタに外交交渉なども絶対にあり得ないレベルの話だ。
こんな事を野党第一党の役員がテレビで臆面も無く発言してしまう事それだけで日本の国益を回復不能なレベルにまで失わせてしまうだろう。
この国の国民はこのような政党に野党第一党の地位を与えてしまったのだということを忘れてはならないと思う。
これで国際的信用が失墜した場合、極めて深刻なレベルでのオイルショックや食料危機が起こったとしてもそれは国民が負わなければならない責務だろう。