『アンビリバボー』
超能力少女ナターシャの実験に立ち会ったゾの巻

ナターシャはx51.orgの次の記事が詳しい。
X51.ORG : 世界が透けて見える – X線の眼を持つ少女
X51.ORG : 世界が透けて見える – X線の眼を持つ少女 (2)
番組でも裏側を見ても面白い。
ヤラセどうこうというよりもサイエンスと超常現象のせめぎあいというか。

僕はナターシャがX線のように体内を見ているわけではないと確信している。それは前回の放映からはっきり分かる。
 左膝に人工関節を入れている女性の場合、ナターシャは「左膝のじん帯が固いようです」「関節と関節の間の軟骨の形が変わってる」と指摘しているが、レントゲンにもはっきりと写る人工関節についてはまったく言及していない。
 妊娠している女性の場合、「子宮が変形している」と指摘していたが、胎児は見えていないようだった。
 アキレス腱を糸で補強している女性の場合、「カプセル状のものが見える」と言っている。
 つまり彼女は、異状のある部位までは分かっても、具体的にどんな異状かまでは見えていないのである。
 僕がまず考えたのはコールド・リーディングなのではないかということだ。
 コールド・リーディングというのは、事前の準備なしに相手のことをいろいろ言い当ててしまうテクニックのこと。うまく使えば、セールスや接客、恋愛などに幅広い応用が利くが、占い師やインチキ霊能者の中にはコールド・リーディングを悪用する者も多い。
「そんなテクニックを18歳の少女が知ってるのか?」と思われるかもしれない。しかし、これはその気になれば子供でもできる。馬でも犬でもできる。


山本弘のSF秘密基地

このへんのくだりとか。