1 : 依頼869@ロボ-7c7cφ ★ : 2008/05/01(木) 16:58:05 ID:???
★「日本のカレーライス」を偏愛する米国人記者が語る『ゴーゴーカレーNY店』

日本のカレーは、世界で最も完成されたカレーだ。これに異を唱える人がいるとすれば、理由は
ただ1つ、日本のカレーを食べたことがないからだ。

インドやタイの、カラフルで舌がヒリヒリするほど辛いカレーならよく食べる、という人はいるだろう。
中には、和食レストランで好奇心に駆られ、いつもの照り焼きチキンでなくカレーを注文したことの
ある人もいるかもしれない。そしてひょっとしたら、そのカレーの上には、日本でおなじみのトンカツまで
乗っかっていたかもしれない。

だが、日本のどこでも5分歩けば必ず1軒は見つかる、ランチメニューがカレーしかない日本のカレー
専門店でカレーを食べたことがなければ、この至高の料理を味わったことがあるとは言えない。

何も旅行通を気取りたいわけではない。ただ、日本のカレーチェーンは、これまで米国本土には
上陸していなかった。

ところが昨年5月、『ゴーゴーカレー』が米国進出を果たし、マンハッタンのミッドタウン、タイムズ
スクエアの角を曲がってすぐのところに小さな店をオープンした。それ以来、ゴーゴーカレーは
米国で正真正銘の日本風カレーを、東京のサラリーマンが30分の昼休みにカレーをかき込む店と
同じスタイルで提供している。その味は、私が米国でこれまで食べたどの日本風カレーをもはるかに
上回る旨さだ。

なぜそんなことが言えるかといえば、私が重症のカレー中毒だからだ。

ヘロイン中毒者がヘロインを注射するのが大好きなのと同じように、私は日本のカレーを愛している。
ヘロイン中毒との唯一の大きな違いは、ヘロイン中毒は長期間ヘロインを断てば中毒でなくなる点だ。

いったん日本風カレーの中毒になると、米国に帰っても中毒が治ることはない。もう一度日本の
カレーを食べたいと願いながら日々を過ごし、また東京に行って日本のカレーをもっと食べられるよう
貯金に励むことになる。

初めてあの恍惚とした気分を味わえば、それはもう忘れることはできない。私はそれを、金沢大学の
学食で経験した。日本人学生の大半が毎日行列を作って購入しているのが、照り焼きや寿司ではなく、
カレーだと言うことに私は気付いた。

それはどう見ても、焦げまくったチャウダーを、大きな皿によそった米飯の上からグロテスクに
ぶっかけたという風情の、茶色くてドロドロした物体だった。しかも、最後のとどめを刺すかのように、
学食がその日用意した揚げ物がしばしば上に乗っかっていた。たいていはトンカツだったが、
チキンカツのこともあった。ときにはチキンフライド・ステーキ[米国南部の料理で、牛のステーキ肉を
フライドチキン風に揚げたもの]――といっても、日本の学食で働く女性が作れる範囲でのそれだが
――も登場した。

誰が最初に私にカレーを勧めたのかは覚えていない。だが、その、天にも昇るような味わい!
インドのカレーとは似ても似つかない食べ物だった。

もちろん少々スパイシーだが、全体的には甘みと塩味が効いている――その豊かでクリーミーな
味わいを出すのにどんな材料を使っているのか、私にはほとんど分からなかったが、クラック
コカインが入っていることはまず間違いないと思われた。

そして、カレールーはその他の食材、すなわち粘り気のある米飯の純粋な味わいや、カリッと
揚がったパン粉、脂肪たっぷりの豚肉とも完璧にマッチしていた。

>>2に続く
http://wiredvision.jp/...50121.html

【米国】「日本のカレーライス」を偏愛する記者が語る『ゴーゴーカレーNY店』 [5/1] * c

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