2 : 出世ウホφ ★ : 2007/07/06(金) 15:17:23 ID:???0 行政サービス効率化への期待
問題は、国の機関や自治体がそれぞれの業務のために別々の番号を使っているとすれば、
それは極めて非効率だという点にある。もちろん、その業務が他の業務とまったく
関連がないならば別々の番号でいいのだが、現実にはまったく独立した業務というものは
ほとんど存在しない。例えば住所という情報は、ほとんどの業務で同じように管理されている。
そのため、住所を変更した場合、それぞれ別々に手続きが必要となる。例えば、
住民票と国民健康保険・国民年金のデータは別々に管理されているために、
引っ越しをした人はそれぞれの窓口で住所変更の手続きをしなければならない。
より大きな問題は、個人に関する情報が業務別に縦割りになっていることを反映して、
現在の行政サービスが「申請型」になっていることにある。たとえば、児童扶養手当や障害者手当、
生活保護といった福祉サービスも、本人が申請をしない限りサービスを受けられない。
その結果、制度や仕組みを知らない人は損をするという社会になっている。
もし、業務に応じて必要な個人情報を共有する仕組みができれば、
行政側からサービスを受ける権利のある人に案内を送ることができる。そうなれば、
住民はそのサービスの申請書を書かなくてもよくなるし、行政側では申請書を受け付け、
その内容を審査する業務が不要になる。つまり、統一番号を導入すれば、
多くの住民サービスを申請型から提供型に変えることができる。そうすれば、
制度や仕組みを熟知している人と知らない人との不平等を解消できるし、
サービスを受けるための手間も省ける。おまけに行政コストを削減でき、
我々の税負担も軽減されるかもしれない。
>>3に続く
【行政】正直者は「国民総背番号制」で困らない 税金をごまかしている納税者が困るだけ * c