1 : ☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ <b>@☆ば?/span> : 2008/02/05(火) 01:49:37 ID:???0
・井上ひさしさん(73)は、言葉にこだわり、庶民の視点から戦争と原爆を厳しく問うてきた。「九条の会」の
 呼びかけ人でもある井上さんに、平成の世も20年を迎えた今、私たちへのメッセージをお願いした。

−まずは、今年の課題ないし目標から。

井上 これまで「9条を守れ、憲法を守れ」と声をあげ、「戦争をしない、交戦権は使わない」といった否定
 路線を守ってきた。そこで痛感したのは、100%守っても現状維持なのですね。守れ、守れというだけでは
 先に進まない。だから今年は「する」に重きを置きたい。一歩でも半歩でも前に進む、そのように我々の意識を
 変えていきたい。

−「守れ」から「する」への転換ですね。具体的には。

井上 たとえば、ジュネーブ諸条約に基づく「無防備地域宣言」の条例制定運動です。無防備地域の考え方は
 憲法9条の非武装平和主義にうながされてできました。動く武器、つまり兵隊がいない、固定された軍事基地は
 封印する、市民に戦う意思がないなどの条件を満たす「無防備地域」であることを宣言した場合、国際条約に
 よって攻撃を禁止しています。こうした平和地域を日本全国のあちこちに誕生させたいのです。

−「無防備地域宣言」は有権者の50分の1の署名を集めて自治体に条例の制定を直接請求すればよく、
 これまでに大阪市など全国で約20の市町村で直接請求が行われました。しかし、すべての議会で否決
 されています。

井上 強調したいのは、これは国際条約で、日本政府も2005年3月に批准している。憲法98条の2項
 には、こう明記されています。「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守
 することを必要とする」。だから、国際条約は国民の名誉にかけて守るといった気概を見せて、国際的に
 認められた特別の平和地域をつくれるように、そのことに理解と共感を示す議員や市長を選んでいきたい。
>>2-10につづく)
 http://mainichi.jp/sel...4000c.html

【論説】 「日本各地に、無防備地域作りたい」 井上ひさしさん、9条から前へ…毎日「日本の医学でブッシュさんら“人質”にし、平和を」 * c

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