96 : 日出づる処の名無し : 2007/11/13(火) 12:05:06 ID:vXv1oEq2
今日の朝日新聞 「私の視点」 ━━━英王立統合軍防衛研究所(RUSI)所長 マイケル・クラーク
  アフガン派遣 ━━━国際評価高めない海自撤収

アフガニスタンでの国際治安支援部隊(ISAF)や、イラク作戦に参加している国は多いが、各国とも国内の様々な制約の下で活動している。
例えば37カ国が参加しているアフガンの活動では、72種類もの異なる条件の中で派遣要員は活動している。

各国の政治的事情はあるだろうが、安全保障に関しては純粋な国内問題ということはあり得ない。
アフガンでの活動に深く関与している英国の立場としては、あふがん派遣にできるだけ幅広い支持を得たいと考えており、参加国の数が非常に大切になる。

海上自衛隊をインド洋から撤収させた日本の決定は大変残念だ。
仮に人道面といった形であれ、日本がアフガンでの活動に何らかの形で参加してくれるのであれば、歓迎したい。

日本でいま問題になっている給油をめぐる政治的な議論は外国から見ていると非常にわかりにくく、説明するのも難しい。
日本の安全保障政策が対外的にどう見えるかを考えると、結果的に評価を高めることにはなっていない。
少なくとも欧州の一般大衆の目にはあまり好意的には映らない。

イラク作戦に関しては英国においても政治的に様々な議論があったが、アフガンについては国際的なコンセンサスがあり、状況が全く違う。
アフガン作戦が失敗すれば、機能しなくなった国家を拠点にアルカイダが再び台頭することになりかねない。
その影響はすべての国にかかわってくる。

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【政治経済】平成床屋談義 町の噂その39 * c

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