136 : 名刺は切らしておりまして : 2008/05/20(火) 21:30:40 ID:dbBKJ+a2
この手のレトリックにはウンザリだ
日本には日本の、海外には海外の、資産を貯め込んでおくシステムが備わってる。
日本は、たまたまそれが、株式持ち合いだったりするだけ。
海外は、社内でそれが出来ないだけで、資産を転がして、幾らでもリソースプールをする事が出来る。
良い例は、スターバックスとかイケアだ。
例えばスターバックスは、紙コップとか、スリーブの調達費が、
中身のコーヒー飲料の利益とほぼ同じコストになるように計算されている。
幾らコーヒーを売っても、紙コップとスリーブに吸われて、利益は殆ど出ない計算になっている。
一見、帳簿上では、カツカツの薄利多売に見える。
そして、その紙コップとかスリーブの会社は、
実はスターバックス創業者の同族企業が、一括で卸している。
そしてその会社はスターバックスから吸い上げた利益で、
スターバックスの株を買いまくり、海外の投資信託機関に管理を委託する。
依託された信託機関は、オランダの環境保護とかの財団法人に、多額の投資をする。
オランダでは、財団法人の法規制が極めて緩く、
慈善目的の財団法人は、財務状況や定款すら非公開で設立可能。
そして定款には極めて簡潔に言うと、こう書いてある。
「この団体はスターバックスの株式を取得し管理しなければならない」
そして、財団の理事には、創業者本人や顧問弁護士が名を連ねているわけだ。
勿論実際には、こういう財団を幾つか経て、こういうプール財団に行き着く。
やってることは、規模が違うだけで、株式持ち合いと、ほぼ同じ構造。
しかもアメリカの大企業は、このイケアの錬金術に目を付け、
がんがんオランダに財団法人を設立している。スターバックスもマクドナルドも
石油会社も保険会社も、プロモーションの一環で慈善団体に寄付をし、交流を持ち
オランダに財団を設ける。



【企業統治】「日本企業は資金も人材も無駄にし過ぎている」「余剰資金は株主に返すべき」 英ハーミーズ幹部語る[5/18] * c

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