112 : 名無しさん@八周年 : 2007/11/22(木) 04:10:39 ID:dvdJWNZl0
日本の最高級飲食店のレベルが高いことの一つの理由に、生魚を食べる食習慣というのが挙げられる。
この習慣が昔からあるため、食材を加熱調理に用いる以上の鮮度とか品質や衛生状態を
吟味する必要が高まった。そして魚以外の食材や、日本料理以外の全の調理の基本に、
この考え方が日本の国民性として浸透していった。
一方ヨーロッパの食文化は、冷蔵庫などのない食物の保存技術が未熟な時代に、
古くなった肉を胡椒のような香辛料やハーブや濃厚なソースの味わいで、少しでもおいしく
食べるための技術として発展して来た。
現在は保存技術や産地からの輸送方法が飛躍的に発展して、良い食材が入手易くなった。
このため最高級の飲食店においては、日本の「少しでも良い品質の食材を使って
食材の味を最大に引き出して調理する。」という古くからの調理に対する考え方が、ヨーロッパの
「少々悪い素材でも創意と工夫によって何とかおいしく食べる。」という考えより結果を出しやすい。

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