3 : 出世ウホφ ★ : 2007/07/06(金) 15:17:36 ID:???0
反対の根拠を検証する
しかし、統一番号の導入については、国民の一部に根強い反対がある。反対の主な理由は、
統一番号の導入によって、個人情報漏えいの危険性が増大することと、
国家による国民の監視・管理につながることだと言われている。これは正しい認識なのだろうか。
少なくとも前者については誤解がある。個人情報漏えいの危険性は、基本的に統一番号の導入と
あまり関係がない。統一番号を利用しても、情報を統合して一つのファイルにする必要はなく、
これまでと同じようにそれぞれの業務に合わせて分散管理をすればよい。情報漏えいの危険性は、
それぞれの情報管理のあり方に大きく左右され、
統一番号にしたから危険性が大きく増大するものではない。
では、統一番号の導入は、国家による国民の監視・管理につながるのだろうか。
これは「監視・管理」をどの視点から見るかによって異なるだろう。例えば、所得の把握や
金融資産の把握のために統一番号を利用するケースを考えよう。賃金や報酬の支払い、
不動産の売買や金融機関の口座開設に統一番号を利用すれば、
個人の所得と資産をかなり正確に把握できる。確かに、自分の所得や資産が
正確に把握されると聞いて、喜ぶ人はあまりいないだろう。しかし自分だけではなく、
納税者全員の所得と金融資産が正確に把握されるのだと考えればどうだろう。
納税は憲法30条に定められた国民の義務であるにもかかわらず、
世の中には税金をごまかしている納税者がいる。所得や資産を正確に把握されて困るのは、
そうした国民の義務をきちんと果たしていない人なのだ。

>>4に続く

【行政】正直者は「国民総背番号制」で困らない 税金をごまかしている納税者が困るだけ * c

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