441 : 名刺は切らしておりまして : 2007/11/29(木) 10:05:24 ID:/Q/EJYWt
仕方ないよ。だって、その些細な違いで
勝ち負けが決まるんだからこの業界。

例えば聞くけどさ、
OSの起動に要する時間が30秒のA社のPCと、35秒のB社のPCがあって、
起動してからの利便性は全く同じ。ただ違うのは、起動に要する時間だけ。

前者は21万円、後者は20万円だったら、どっち買う?
これに対する考え方も、人によって違う。

しかし、今、業界が足蹴にされているのは、
A社とB社が共同で開発すれば、30秒の20万円のPCができるはずだ、
という考えが、庶民にあるから。

だけど、現実にはこれは難しい。5秒1万を削る為に、
企業の体制をガラリと変え、場合によっては大規模なリストラが必要になる。
それこそ、庶民にとってはうれしくても、企業にとっては地獄。

お客様は神様です、とは言うけれど、その神様のせいで業界は揺れる。
技術者は、技術さえあれば、企業が変わっても生きていけるが、
経営者はそう簡単にはいかない。それが簡単にいけるというのなら、
「創業○○年」だとか、「社の沿革」などは風前のともし火である。

ましてや、今や技術者自身がお客様の時代だから、経営者にしてみれば、
目の下のたんこぶ。これじゃ、技術者、エンジニアが大事にされないのは当然。

もしエンジニアを大事にしろというのなら、エンジニア自身がお客様であることを
自覚すべき。それが分からないからいつまでも薄給なのさ

「IT技術者で某社に勤めてますが、使う道具はその某社のものは用いず
ライバル会社のもの、しかもそれを購入することで事実上その某社を苦しめるもの
を好き好んで使っております。もちろんライバル会社にモニター登録して、
アンケートその他副業でも稼いでます。っつーか、私生活上、某社よりも
ライバル会社のほうが有難いです。某社が潰れたらライバル会社でも頼ろうかな」

こんなエンジニア、経営者が優遇するかい?

【IT】空前の人材不足でもエンジニアが大事にされないのはなぜか[07/11/27] * c

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