1 : 依頼NO.709@伊藤誠φ ★ : 2007/11/28(水) 10:56:12 ID:???

□空前の人材不足でもエンジニアが大事にされないのはなぜか─シマンテック調査結果から

 シマンテックは11月27日、世界的に行ったIT環境についての調査結果
「State of the Data Center Research」を発表した。企業情報システムの現場では
世界的にIT人材が不足。その中でも日本は特に深刻だった。

 調査は米Ziff Davis Enterpriseが実施。世界の情報システムの開発、運用に関わる
800人以上が答えた。対象企業の平均従業員数は3万1250人。年間の平均IT予算は
米国企業で78億円、米国以外の企業は59億円。Global 2000に入る大企業が中心。
800人超の回答者のうち、日本の回答者は12.2%を占める。

 情報システム管理の世界的な課題は人員の不足。回答者の52%が人員が不足していると答えた。
さらに「適切な人材が見つからない」が86%を占めるなど、「エンジニアの頭数ではなく、
(優秀な)人材が不足している」(シマンテック マーケットインテリジェンスマネージャ 金崎裕己氏)
という現状が明らかになった。要求されるサービスレベルを満たせない理由としても
「職務を満たすだけの(エンジニアの)スキルがない」(57%)、「(エンジニアの)
スキルの幅が狭い」(60%)などが挙がった。

 日本は特に人材不足が深刻だ。世界平均の52%を上回り、日本の回答者の61%が自社の
データセンターについて「人員不足の状態」としている。さらに73%が「適切な人材が見つからない」、
53%が「従業員の維持」を人員関連の最大の課題と答えていて、いずれも世界平均を上回っている。

☆人材に関する課題(クリックで拡大します、以下同)
http://www.atmarkit.co...ntec01.jpg

 日本で特に人材不足が深刻に考えられている理由を、金崎氏は「日本の情報システムが
人に依存しているから」と推測する。日本の情報システムは、標準的な運用管理基準や運用管理ツールを
全社で導入することなく、現場の担当者の創意と工夫(と犠牲)で成り立っているケースが多い。
属人的な運用が中心となり、サービスレベルが安定しない問題もあるが、経営層にとっては多少の
無理を聞いてくれたり、柔軟な運用が取れるというメリットがある。

 金崎氏は「欧米は人材不足をツールで補おうとするが、日本は新技術に消極的だ」と話す。
運用管理の中心に人がいるため、その人材不足の問題も「人の補充」で乗り切ろうとしているのだ。
同調査によると、「仮想化の利用率が世界中で最も低いのは日本」。新技術に対する消極性は際立っている。

☆仮想化の利用率
http://www.atmarkit.co...ntec02.jpg

(以下、>>2以下に続きます。)

出典:@IT アットマーク・アイティ 2007/11/27
http://www.atmarkit.co...antec.html

【IT】空前の人材不足でもエンジニアが大事にされないのはなぜか[07/11/27] * c

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