75 : 名無しさん@八周年 : 2008/04/24(木) 00:56:55 ID:20afiAAz0
>>59
前スレにも書いたが

> そして自由競争化すればあからさまな事は出来なくなる。

著作権管理事業者にとっての競争が、必ずしも「利用者」にとって有利に働くとは限らない。
というか、恐らく不利に働く可能性が高い。

基本的に、著作権管理事業者にとっての「客」とは、利用者じゃなくて、作者。
「作者に対してどれだけサービスができるか」によって、
権利を獲得できるか出来ないかが決まる。

競争原理が働くとすれば、「作者側により厚く」という方向はありえるが、
「利用者がわにより安く」という原理は働かない。
なぜなら、「権利を排他的に獲得」すれば、利用者側はその曲に対して
他の事業者を選べないのだから。

・権利を買えるかどうかは、「作者に対してどれだけ厚く報いられるか」によって決まる。
 つまり、ここには競争原理が働く。
・一旦権利の排他的な委託先が決まったら、「その曲を使う」分については、事業者の言い値で決まる。
 つまり、ここには「市場を見て、ギリギリ搾り取れるだけ搾り取ろう」という戦略は働くが、
 競争原理は働かない。

二番目のところで「どのぐらいの利率を科せば最も効率(総利用料)よくなるか」という戦略は
管理事業者にとって重要だが、それは「競争」とは呼ばない。

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