427 : 一介の草食動物 : 2007/04/05(木) 00:49:43 ID:hEPaltCK
>>425 の続き

4. じゃ、ローンと債券はどう違うの?

先ほどの例で、貸し手 A と借り手 B 以外の第三者 C (しかも金持ち)が居たとします。
貸し手の A が急に物入りでお金(例えば 50 万円)が必要となったとしましょう。

一番簡単なのは B にお金を返してもらうことですが、そもそもお金が無いから借りている
B が返せといわれて直ぐに返せるとは限りません(当初の約束期日以前に返せ、と言う
のはそもそも契約違反)。

一つの答えは、C にお金を A が 50 万借りることですが、こうすると A は C に利子を払
う事になり、面白く有りません(C は A よりガメツイかも知れません)。

もう一つの答えは、A が B に 100 万貸していた「権利」を C に売る事です。

この権利の事を「債権」と言い、その「債権」を象徴する紙切れを「債券(bond)」と言います。
# もっとも今は電子化されてますが。

この概念をどんどん進め、例えば 100 分割すると、一単位あたり一万円の債券となり、
小額でもこの権利を買えるようになります。50 万円は貸せないけど、1 万円なら貸せる、
そんな貸し手が大勢集まると、債券を売り買いする場が必要となります。その場を「市場
(market)」と呼びます。

従って、「債券」とは市場で取引できるローン、と言えるでしょう。

【wktk】韓国経済ワクテカスレ 7won【身もFTAもないFTA】 * c

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