76 : 早稲田の論客 ◆3zWaseda2A : 2007/04/11(水) 15:49:00 ID:Z4/4qKms
>>50の報告。

まず、理工学部については戦前から戦後のほんの数年前まで、生物系の学科が有りません。
唯一、戦前の一時期に「応用菌学」という単位が取れるようになっていましたが。
昭和2年時点の話で、それだけが生物科目が取れる選択科目で、なおかつ昭和7年のカリキュラムでは消えていました。
それ以外は化学と物理だけを重点的にやってるのが、早稲田の理工学部です。

件の新聞記事であたるとしたら、前述の応用菌学は大学二年生で2単位貰える学問だから、
当時学んでいたとしたら、最若年でも大正元年産まれでないと無理(昭和6年時点で19歳)。
で、この爺さまは今88歳、ということは、1919年産まれ=大正8年。 もう時期的にこれではダウト。

教育学部が生物系の専修を始めたのは戦後の話。
それ以前は、教育学部が出来る以前、学部が高等師範科と言われてた頃から見ても
内部の学科は国語漢文科・英語科、戦時中に体練科ができたぐらいで、ほとんど文科。
理系らしい理学科を教えていた高等師範科2部という学部も存在したが
内容も物理化学に特化し、なおかつ大正8年に廃止された学科。
以上が早稲田大学の学史などを通読した報告。
 
あと、講義される単位の科目単元を見ると、どの学科でも生物が重点的にされてない。
戦時中の19年の講義一覧でも物理で飛行機の流体力学を講義したり、
科学で火薬錬成などを教えているのに、なぜか生物系にある単位が存在しない。
いくらなんでも、こういった専門学科の片手間でやるような生物知識程度で、
なおかつ専任の講師も居ない状況でどうやったら細菌研究が出来るのかと。
( ´U`)φ とりあえず、この爺さまが誰に師事したとか聞かないとわかんねえべ。



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