242 : 日出づる処の名無し : 2007/04/01(日) 23:25:58 ID:LqyvTE3r
FTA関連で面白い記事が出ましたので、長編を数回に分けて投下します。連投規制に
かからないよう、支援カキコしていただけると助かります。

▼[韓米FTA]`過失(ツケ)`は消費者に回る(韓国経済新聞翻訳)

 1年余りの'生みの苦しみ'の末に、韓国とアメリカとの自由貿易協定(FTA)交渉の妥結が目前だ。
農業や中小企業など特定産業と集団の被害が予想されるにも係わらず、政府が韓米FTA交渉を
一貫して推進した最大の理由は、FTAが国民大多数の消費者の利益を増加させるはずだという
信頼にある。
 FTAは市場開放と輸入関税の引き下げが核心だ。関税引き下げで輸入製品の価格が下落すれ
ば、国内生産者も対抗して価格を低めようと努力をするようになり、最終的に国内物価は全般的に
下落する。消費者は今より安くて質のよい商品を購買することができるようになるという論理だ。
 サービス分野の場合も同じだ。現在は消費者が選択することができるサービスの幅が狭いが、
韓米FTAが締結されれば消費者たちの多様な選択が可能になって、これまた消費者の利益増加
につながるという説明だ。
 実際、対外エコノミクスポリシー研究院(KIEP)が去年遂行した分析によれば、韓米FTAが締結
されて生産性が1%増加すれば、価格低下による消費者の利益は6.99%(281億ドル)増えると推定
された。国民所得では1人当り約30万ウォン、4人家族では合計120万ウォンの所得増大効果が
得られるとしている。もちろん市場開放による利益や恩恵は広範囲、長期的に現われるうえ、個別
市場での競争構図いかんによっては影響の大きさが変わることもある。したがって韓米FTAが
締結されても、国内消費者にどれだけの恩恵が来るかを今正確に予測することは難しい。
 特に一部業社の独占的市場が形成されているとか、アメリカ企業が競争力を背景に市場で高価・
差別化戦略を駆使したら、関税の引き下げが消費者ではなく企業の利益拡大に結びつくだけという
可能性もある。
 韓米FTAが締結されれば消費者は新しい経済環境を迎えるようになる。韓米FTAが締結された
という仮定の下に、消費者利益の変化を2012年のある日、金部長家族の日常生活を通じて調べ
よう。ただし、特定品目の交渉結果によって内容は変わることもある。

つづく。

【wktk】韓国経済ワクテカスレ 6won【散りゆく桜のように】 * c

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