202 : 日出づる処の名無し : 2007/04/01(日) 20:23:25 ID:LqyvTE3r
>>201つづき

 2003年と2004年の内需沈滞期間も、政策の基本方向は低金利を通じて消費を振興させる
事だった。金利論争が起きるたびに、金利の引上げは借金が多い低所得層に打撃を与える
と反対する声が高かった。低所得層に配慮したという印象を受けた。このような雰囲気を心底
信じたためか、今回も最低所得層は自分の所得減少にもかかわらず消費をあまり減らさない
で、政府の政策方向に積極的に呼応した。2003年と2004年最下位10%家庭の相対的所得は
全体平均に対して4.4%下落したが、相対的消費は1.3%しか減らなかった。そしてこの帰結とし
て、最低所得層の家計赤字の拡大及び家計破産が現われた。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 所得が増えるという確信がなかったら、借金に頼るより家計支出を減らさなければならな
かった。他人の言葉だけ信じて借金を恐ろしいとは思わなかったら、それは自分の責任だ。
食べたい物もまともに食べる事ができなくて、進学を諦めねばならないという胸が痛む心情を
咎めようとするのではない。そんなことをしていては貧困から脱出することができないという話
だ。貧乏から脱出しようとすれば我慢しなければならない。
 問題は今の”借金を勧める社会”がこんな人々をそのままほって置かないという点だ。”節約”
と”耐乏”と言う言葉が消えて久しい。以前ならば、結婚すれば一部屋から始めて、借家に移り、
小さな自分の家を新調して坪数を広げて行くことを当たり前に分かっていたが、このごろは
世の中が変わった。新人社会人が借金をして家を新調するのに困らないように、政府と金融
会社が率先して手伝ってくれる。金融業社は、誰でも、すぐにお金を貸しますという広告だけ
出す。金利は高く、元金を返すことが大変で、どんなにストレスを受ける事なのかに対しては
何の説明もしてくれない。
 朝鮮時代、実学者星湖李翼先生は"貧しい生活に一番有害な事は、無駄遣いすることだ"と
指摘した事がある。250年以上前の話だが今日でもやっぱり正しい話に違いない。いくら低所得
層の所得を画期的に高める対策を出そうが、今からでも無駄遣いを勧める代わりに、節約と
耐乏を勧めなければならない。言葉では低所得層に配慮すると言いながら、実際は目をつぶる
姿勢はこれ以上横で見ていられない。

ソース:http://www.excite.co.j...p;wb_dis=2

【wktk】韓国経済ワクテカスレ 6won【散りゆく桜のように】 * c

トップ   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS