番号継続制がスタート(東京新聞)

 携帯電話会社を変更しても同じ電話番号を引き続き使える番号継続制が24日午前、スタートした。利用者が契約する携帯電話会社を変えたい場合、最大の障害が取り除かれたことになる。

番号継続制がスタート(神戸新聞)

携帯電話会社を変更しても同じ電話番号を引き続き使える番号継続制が24日午前、スタートした。
 ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)が前日、同社契約者間の通話料金と短いメール代金を無料にする新料金体系を発表するなど、携帯各社はシェア拡大を目指してサービス競争を激化させている。
 また、同制度導入に伴い、携帯端末の需要増を見込んで東京都内の家電量販店では関係者が出席して記念イベントを開催。

ユーザーは長年待ち望んでいた制度なので万々歳なんでしょうが、この制度が本質的にもたらす社会的なインパクトってのは結構でかいんじゃないでしょうか。

ナンバーポータビリティは伸び悩む携帯電話加入率にとっての福音となるか

どうも最近の論調を見ると、各社がナンバーポータビリティ(以下 MNP:Movile Number Potability)で一気にシェア拡大を狙っているってのを携帯電話業界に大きな福音であるかのような話題が出てるのが何とも。
そもそもMNPは結局の所、今まで障壁があって隣の領土に攻め込めない状況であったパイの奪い合いが、障壁の撤廃で激化する程度の話で、新たな携帯電話需要が創製されるであるとか新しい顧客層が表れるとかという類の話じゃまったくないわけで。
逆に障壁の撤廃によって起こったパイの奪い合いによって必ず敗者が生まれるということを考えた方がいいんじゃないですかね。
携帯電話業界ってのは誰もが分かるように歴然としたインフラ屋であるわけで、特にモバイル端末である以上通話可能エリアが少なくとも日本全国のおおよその場所において使用可能になっていることがある意味最低条件であると考えられるわけで、そのためにはやはりそれなりの投資をしなきゃならんわけで。
もちろん設備投資も金が無きゃできないわけで、その金がどこから出てくるんだと言われれば間違いなく利用者の懐から出るんですよと言うのは当り前の話。もちろん株式増資ってのもアリですがまぁそれはそれ。
そんな業界においてMNPによるシェアの再配分が起こった結果シェアを減らしたキャリアが出てくるってのは間違いない話でありまして、シェアが減ればキャッシュフローが減るのも当然で、結局の所設備投資が勝ちキャリアと比べて少なくなるというのも自明な話かと思います。
さらにMNP導入期(恐らく2008年ぐらいまで)における過競争による収益性の減少は負けキャリアにとっての致命傷となり得ます。
そうなると起こるのは負けキャリアの撤退でしょう。
そんな見方から今後起こることは、ソフトバンクモバイルのNTTもしくはKDDIへの吸収と携帯電話業界からの撤退じゃないかと予想してみます。
(ソフトバンクの資金大量投入があったりすれば話は別なんでしょうが。)

ナンバーポータビリティは携帯電話業界の公正な競争を助けるか

結局の所携帯電話はインフラ商売ですので、どれだけのインフラを持ったか/持てるかと言う所に勝負の勘所があるわけで、弱小キャリアは(普通に戦ったら)強大なキャリアに対抗する術を持つわけがありません。
(willcomのように独自性の高いサービスによって成功する例はありますが。)
さらには、携帯電話通信網の根幹をNTTが握っている現状において、NTTDocomoと他のキャリアの間における競争が公正になるわけがありません。何せNTTDocomoはNTTグループのグループ会社ですから、DocomoからNTTへの金の流れはグループ全体で見たら何の損失も無いわけですし。
というか今の世の中で電気ガス水道に次ぐ根幹のインフラをNTTという1私企業が独占している現状にこそ問題があるわけで、MNPだろうが何だろうが公正な競争なんて起きるわけが無いってのが本当のところじゃないですかね。
参考:NTTに全通信網開放を強く要請??総務省(Nikkei it plus)

 総務省は13日、NTTに通信網開放を迫る新たな競争促進策を固めた。高速インターネットと携帯電話が通信の主流となった今の時代にあわせ、すべての通信網を他の事業者に公平に貸し出すことを求める内容だ。ただ、この競争促進策にはNTTの反発も予想され、具体化に向けて曲折もありそうだ。
 総務省の「IP化の進展に対応した競争ルール懇談会」(座長・林敏彦放送大学教授)は13日、NTTが持つ光ファイバーや携帯電話、IP(インターネット・プロトコル)網など主要な通信網を他の通信事業者に開放するよう要請する報告書をまとめた。NTTと他事業者の競争条件を同一にし、超高速ネットや携帯電話でも値下げや新サービスの誕生を目指す

以下書きかけ。

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