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韓国政府「IAEAの義務を順守」・プルトニウム抽出懸念で
 【ソウル=峯岸博】韓国科学技術省は20日、中部の大田で原子力研究実験施設を建設中としたうえで「国際原子力機関(IAEA)の義務事項を誠実に守っている」との見解を発表した。IAEAがプルトニウム抽出の懸念があるとして調査を始めたとの報道に関しては「IAEAからそれに関連したどんな疑惑も質問も受けたことがない。内容は事実と全く違う」と否定した。

これ結構重要なニュースじゃね?
GoogleNews 検索: 韓国 プルトニウム IAEA


既に2回 韓国はIAEAに隠して核実験を行った前科がある。
NIKKEI NET:国際 ニュース

韓国でプルトニウム抽出の懸念、IAEAが調査・通信社
(略)
 韓国は昨年、過去にIAEAに未申告でウラン濃縮実験とプルトニウム抽出実験を実施していたことが明らかになった。IAEAに近い外交筋は同通信に「前回発覚した工程とは異なる」と述べ、韓国の核疑惑が払拭(ふっしょく)されていないことを示唆した。

この時のIAEAの声明に後者の顛末を詳しく記しているので上げておく。
Implementation of the NPT SafeguardsAgreement in the Republic of Korea(pdf)

26. In November 1997, the Agency detected two particles of slightly irradiated DU with plutonium in environmental samples taken from hot cells associated with the TRIGA III reactor in Seoul. As this finding was not consistent with any declared activities by the ROK, the Agency began to investigate whether the ROK had conducted undeclared plutonium separation activities, but since at that time the routine use of environmental sampling at hot cells was a relatively new technique at the Agency, the results were treated with some caution. In December 1999, the Agency initiated consultations with the ROK, but the ROK did not acknowledge at that time having conducted any plutonium separation activity.
27. In October 2003, the results of a subsequent set of samples from the TRIGA III hot cell collected earlier confirmed the previous findings. In December 2003, the Agency requested the ROK to provide an explanation.
On 31 March 2004, the ROK stated, in a letter to the Agency, that a plutonium separation experiment had been conducted at the TRIGA III hot cell.
The ROK explained that, during the period from July to December 1981, a 5-pin mini fuel assembly (mini-assembly) containing about 2.5 kg of DU had been irradiated for 82 days in the TRIGA III research reactor.
The laboratory scale experiments were said to be conducted to study the separation of uranium and plutonium. The ROK elaborated that the mini-assembly had been subsequently dismantled and dissolved, between April and May 1982, as part of a basic study on the chemical characteristics of irradiated nuclear material, and that, on 30 September 1983, it reported the “test specimen” (i.e. the mini-assembly) to the Agency as a measured discard of an unirradiated assembly.

↓適当翻訳

(注:ROK=Republic Of Korea:韓国)
1997年11月、IAEA(以下機関)はソウルでTRIGA IIIリアクターから採取された環境サンプルのホットセルからプルトニウムの含まれた微量の被曝損壊ウラン(DU)の2つの粒子を発見しました。
この発見がROKの公表された活動と一致していなかったため、機関はROKが無申告のプルトニウム分離活動を行ったかどうか調査し始めましたが、当時、ホットセルの環境サンプリングが比較的新しい技術だったため、警告を行うと結果づけられました。
1999年12月、機関はROKに対しコンサルテーションを始めましたが、ROKはプルトニウム分離活動を認めませんでした。
27. 2003年10月、以前に集められたTRIGA IIIホットセルからのサンプルの追試験の結果、前の調査結果の正当性をを確認しました。
2003年12月、機関は、ROKに説明を要求しました。
2004年3月31日、ROKは機関への手紙のプルトニウム分離実験がTRIGA IIIホットセルで行われた事を認めました。ROKは、7月から1981年12月までの期間に、DUを約2.5kg含んでいる5本のミニ燃料棒(mini-fuel assembly)がTRIGA III研究炉の中で82日間照射されていたことを説明しました。
研究所規模の実験はウラニウムとプルトニウムの分離を研究するために行なわれると言われていました。ROKはそれを入念に作りました、ミニ燃料棒は1982年4月および5月の間に、被曝した核資料の化学の特性上の基礎研究の一部として使用され、1983年9月30日に分解され破棄されました、それは非照射燃料の正規の「テスト標本」(つまりミニ燃料棒)の廃棄として機関に報告しました。

この件では

IAEAが査察

プルトニウム分離実験が行われた形跡を発見

IAEAが警告

韓国はこれを認めず

2003年の追実験が1997年の査察結果を指示

韓国、一転してプルトニウム分離実験を認める

という事をやってるわけで、今回のI調査はIAEAの韓国に対する不信感から来ているものと考えて良いかと。
韓国はこの件とその前のウラン濃縮実験から核爆弾製造の「技術」は手にしたと考えるべきで、その韓国に建造中の施設がプルトニウムを製造できるとなると核爆弾を製造するインフラが整うと考えないとマズいでしょうし、IAEAが調査を開始したというのは日本としても国防の面から決して見逃せる話題じゃないかと。


しかしドクターイエローの件といいなんつーかまぁ。

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