なんだかなぁ。


故人の遺影の前で謝罪するJR西日本の社長の姿がここ何日か繰り返し報道されてる。
事実今朝のフジテレビ「特ダネ」では何回かその映像が流されていた。
その中では故人の遺影に対し土下座して謝罪する社長の姿と、社長に対し行き場の無い怒りをぶつける遺族の姿が映し出されている。
もちろん事故を起こしたJR西日本の代表である社長が謝罪することは当たり前だし、日本の風潮上 最上位の謝罪は土下座での謝罪ということも理解してるし、そのような謝罪がなされることも事故の重大さから言えば当然であろう。
また、遺族の怒りや悲しみは察するに余りあり、報道されているような状態になることも理解できるし、そのことに対し何ら意見するつもりは無い。
気になるのは、何であの状況を報道するのかだ。
あの映像は誰に対して何を訴えかけたくてなされているのか。
何度考えても答えが出てこない。
似たような状況は三菱トラックタイヤ脱輪による死亡事故の謝罪をした時の報道でも見られた。
三菱ふそう社長、死亡の主婦の墓前で謝罪
家族の怒りや悲しみを伝えるためと言われればそうなのかもしれない。
でも何かが釈然としないのだ。
極めて穿った考えであることは承知の上だが、インパクトのある映像で視聴率稼ぎをしているような気がして仕方が無い。
事故から1週間以上経過して、今後は現場検証や証拠品からの事故原因の究明に進んでいくであろう今、この事故を報道するにも映像的に地味なものにならざるを得ない状況で被害者を利用した視聴率稼ぎに終始しているのではないかと。
テレビ局が視聴率を基にした広告収入で成り立っている以上、ある程度視聴率を考えた番組作りが成されるのは当然だろう。
しかし、報道を主体とする番組で視聴率を意識する事は報道の本質を歪め、インパクトのあるショッキングなニュースに偏重することにならないか。
報道とは真実を淡々と流すものであって欲しい。
報道番組がワイドショー化している今のような、コメンテーターや司会者が自論自説を事実に絡めてコメントするような番組はいらない。
アメリカを賛美するつもりは無いけれど、アメリカの報道番組のような普通の報道番組がもっと増えることを願って止まない。


参考:
自称鉄道マニアのサマンサ氏の専門家批判
無知は犯罪縲恣ﴀ＀崎事故を見て思ったこと
自動停止装置や車体剛性などについて報道なされている事に対して反論しています。
私自身誤解していたところがありましたので是非一読を。
コメント欄のやりとりも必読です。

このエントリをつぶやくこのWebページのtweets このエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 福知山線の脱線事故報道を見て思う