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読売新聞による北朝鮮に対する利敵行為

 【ワシントン=宮崎健雄】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で米首席代表をつとめるクリストファー・ヒル国務次官補は14日、ワシントンで記者会見し、北朝鮮核施設の「無能力化」の定義について、「(核施設を)完全に無価値にしてしまうことではなく、数年間稼働できなくすることだ」との見解を初めて明らかにした。

 また、次回6か国協議の日程について、「19日から3日間」との見通しを示し、同協議で、無能力化へ向けた具体的手順で合意を目指す考えを表明した。
(2007年9月15日13時35分 読売新聞)
無能力化「数年間稼働できなくすること」…ヒル国務次官補 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

この記事を読んで「アメリカの言う非核化とは数年間稼動できなくなること」と読まない人の方が少ないでしょう。

この記事の元になったヒル国務次官補の会見全文は以下のとおり。
On-the-Record Briefing by Assistant Secretary of State for East Asian and Pacific Affairs and Head of the U.S. Delegation to the Six-Party Talks Christopher R. Hill on Six-Party Talks Update

抜粋と超訳


You recall in the Agreed Framework back in '02 from the time that they -- the DPRK expelled the inspectors who were there and removed the seals from the facilities, they were able to get the facility working in a matter of weeks. And of course, the purpose of disablement is to make sure it cannot be working for several years. And so it would be, I think, a major step in the fulfillment of the goal which is complete denuclearization.

あなたは北朝鮮が02年に(カーター元大統領と金日成による1994/10の)「合意された枠組み(Agreed Framework)」を反故にし調査員を追放し、(封印のための)シールをはがして数週間で核関連工場が稼動可能になったのを思い出すでしょう。もちろん"disablement"の目的は数年間は稼動が不可能は状態にすることです。そしてそれは「完全な非核化」というゴールにおける重要なステップです。

読売の記事はヒル国務次官補の発言を歪曲しアメリカの対北政策が軟化しているとのミスリードを誘うという意味で極めて不適切です。
このような不適切な報道はまさに日米の離間工作であり北に対する利敵行為だと思います。

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2007年09月15日 22:52に投稿されたエントリーのページです。

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